Linux カーネルは、 Ubuntu から Fedora に至るまで、すべてのデスクトップおよびサーバー Linux ディストリビューションの中核であり、他の無数のオペレーティング システムや仮想マシンにも搭載されています。新しい AMD および Intel プロセッサ向けにいくつかの大幅な改善が加えられた Linux カーネル 6.5 が利用可能になりました。すぐにお気に入りの Linux ディストリビューションでこの機能が利用できるようになるでしょう。
Linux カーネル 6.5 では、一部の AMD Ryzen プロセッサで P-State が有効になります。これは、CPU コア間でパフォーマンスと消費電力のバランスがとれることを意味します。また、 Intel の新しいハイブリッド CPU ( 第 13 世代 Core プロセッサ など、専用のパフォーマンス コアと効率コアを備えた CPU) の負荷分散も改善されています。カーネル 6.5 では、プロセッサの改良のほかに、 USB4 バージョン 2 の初期サポート、RISC-V の改良、MIDI 2.0 および Wi-Fi 7 のカーネル ドライバーの進歩が追加されています。
Linus Torvalds 氏は週末にリリースを発表し、メーリング リストで次のように述べました。「先週は特に奇妙なことや恐ろしいことは何も起こらなかったので、6.5 のリリースを遅らせる言い訳はありません。多くの人がリリースを予定しているという、しつこい気持ちがまだあります」休暇中でしたし、そのせいもあって物事は静かだったと思いますが、今回のリリースは順調に進んでいますので、それはおそらく私が偏執的であるだけです。」
残念ながら、当初カーネル 6.5 に予定されていた 1 つの興味深い機能、 Bcachefs ファイルシステムが 後のリリースにプッシュされました。これは、ext4 などの一般的なオプションよりも信頼性を高めることを目的としたコピーオンライト ファイルシステムであり、すでに Linux システムで別個のインストールとして使用できます。メインドライブを再フォーマットしたくない場合でも、Bcachefs は ZFS や BTRFS と同じ機能を多く採用しているため、外部ドライブや RAID セットアップに最適な選択肢となる可能性があります。複数のデバイス、レプリケーション、イレイジャーコーディング、圧縮、暗号化、キャッシュなどをサポートします。
Linux カーネル 6.5 は、今年後半の Ubuntu 23.10 アップデートで使用される 予定で あり、近いうちにローリング リリース ディストリビューション (Arch Linux など) に登場するはずです。さて、カーネル 6.6 の作業が始まります。Torvalds 氏は、「すでに 20 件程度のプル リクエストが保留中であり、準備ができています。」と述べました。
出典: Linus Torvalds 、 The Register 、 Phoronix





